データ更新手順
データ更新方法については、4種類の手順があり、それぞれ特徴が違います。
※CSV登録まではGUIと同様に「INSUITE」管理画面で実施します。バッチ処理時間を設定する必要がなく、datalinkを実施するだけで、即座に情報が更新されます。
※rootユーザで実行してください。
GUIによるCSVインポート
GUIでのインポートは「INSUITE」管理画面にて実施します。
- 「INSUITE」管理画面にログインし、システム管理を選択。
- [外部連携:データインポート]を選択。
- 【CSVデータ登録】の[CSVデータ登録]で、情報を更新・追加するCSVを[参照]で登録。
- [設定]をクリック。
- 識別キーが入力されていません。と表示されるので、[OK]をクリック。
※識別キーは、必須項目ではありません。管理画面からCSV連携ができることで、複数のユーザで情報更新が可能になったため、CSVファイルの上書き防止のために追加された機能となります。自身が設定したCSVファイルの上書きを防止したい場合は設定してください。 - 画面上部に「[!]CSVファイルを登録しました。」と赤文字で表示されたのを確認。
- CSVファイル登録完了画面が表示されたあと[バッチ処理設定]タブをクリック。
- 実行する時間を入力。
- [設定]をクリック。
datalink
※datalinkでは、以下のコマンドが実行されています。
CSVの取り込み(queue) / 複製テーブルの作成(clone)
CSVファイルで取り込んだCSVデータの取り込み(sync2clone) / マスタデータへの同期処理(sync)
- 「INSUITE」管理サーバのコマンドラインにてdatalink.shを実行。
上記のように、何も表示されなければ問題なく更新が完了となります。
上記のようにエラーが表示された場合には、エラーメッセージに問題点が表示されるのでCSVの修正などの対応を行ってください。
※上図の場合、「CSVファイル[member] 1行目 カラム[timezone]の形式に誤りがあります。」というエラーですのでmember.csv のカラム[timezone]の修正を行い、再度取り込みを実施します。
fastlink
※コマンドを実行後、問題がなければdatalink同様何も表示されませんが、エラーが発生した場合には、処理を中断する旨のエラーが表示されます。CSVの修正を行ってください。
- 「INSUITE」管理サーバのコマンドラインにてfastlink.shを実行。
cmdコマンド
※コマンドを実行する際、DA::API::という文字列は、自動補完されるため省略可能。
ユーザ・グループデータインポート機能で利用するcmdコマンド一覧
コマンド | 説明 |
---|---|
DA::API::DataLink::clone | 複製テーブルの作成処理 |
DA::API::DataLink::clone_destroy | 複製テーブルの削除処理 |
DA::API::DataLink::clone_lock | 複製テーブル編集ロック |
DA::API::DataLink::clone_unlock | 複製テーブル編集ロック解除 |
DA::API::DataLink::clone_unlock_force | 複製テーブル編集ロック強制解除 |
DA::API::DataLink::master_lock | ユーザ・グループ編集ロック |
DA::API::DataLink::master_unlock | ユーザ・グループ編集ロック解除 |
DA::API::DataLink::master_unlock_force | ユーザ・グループ編集ロック強制解除 |
DA::API::DataLink::queue | CSVデータの取り込み処理 |
DA::API::DataLink::queue_clean | 未処理のキューデータの削除 |
DA::API::DataLink::queue_lock | CSV取り込みロック |
DA::API::DataLink::queue_unlock | CSV取り込みロック解除 |
DA::API::DataLink::queue_unlock_force | CSV取り込みロック強制解除 |
DA::API::DataLink::sync | マスターデータへの同期処理 |
DA::API::DataLink::sync2clone | キューデータの取り込み処理 |
DA::API::DataLinkTool::whois_clone_lock | 複製テーブル編集ロックオーナーの取得 |
DA::API::DataLinkTool::whois_master_lock | ユーザ・グループ編集ロックオーナーの取得 |
DA::API::DataLinkTool::whois_queue_lock | キュー取り込み編集ロックオーナーの取得 |
DA::API::DataLinkTool::search_external_id | 外部連携用識別子の検索 |
DA::API::DataLinkTool::search_internal_id | 「INSUITE」内部のMID、GIDの検索 |
DA::API::DataLinkTool::set_datalink_key | 連携で使用する外部キーの設定を行う |
例としては、以下のように実施します。
- # usr/local/bin/ へディレクトリ移動
- 管理サーバのコマンドラインにて、コマンドを実行
# cmd DataLink::master_lock
# cmd DataLink::clone_lock
# cmd DataLink::clone
# cmd DataLink::sync2clone
# cmd DataLink::sync
# cmd DataLink::clone_unlock
# cmd DataLink::master_unlock
ディレクトリを変更せずに実行すると、以下のエラーが表示されます。
また、処理を途中で終了していた場合など、「DataLink::sync」を実行後に以下の文言が表示される場合があります。
上記の場合は、複製テーブルの削除(DataLink::clone_destroy)を実行後、再度 DataLink::clone から実行しなおしてください。