CSVファイルによるユーザ・グループデータインポート機能概要

CSVファイルによるユーザ・グループデータインポート機能

CSVファイルによるユーザ・グループデータインポート機能が利用できます。「INSUITE」の管理機能の[システム管理]-[データインポート]-[CSVデータ登録]パネルで、作成したCSVファイルの登録とバッチ処理開始時間の設定が可能です。ユーザ・グループデータインポート機能用のコマンドを利用して処理を実行することもできるため、外部システムとの連携を行うこともできます。
※ユーザ・グループ情報を「INSUITE」に取り込む方法として、4つの手法があります。
※バッチ処理は、日次処理のロック解除後に実行されます。バッチ処理中はユーザ・グループ編集がロック状態となります。
※本機能を利用するためには、「INSUITE」が提供するCSVフォーマットに合わせて、データを作成する必要があります。

【外部連携イメージ図】

「INSUITE」のkey, id は複数の情報から、ユーザ・グループ情報を生成するために二つの識別子を合わせて固有識別子をして認識します。イメージとしては、外部システムの人事システムAとアカウント管理システムBの情報をもとに、「INSUITE」用のCSVを成形処理を行います。

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ユーザ・グループ情報を「INSUITE」に取り込む方法

■GUIによるバッチ実行
 CSVを管理画面からアップロードし、「INSUITE」管理画面で実行時刻を指定してバッチ実行。

■datalinkの実行
CSVを管理画面からアップロードし、「INSUITE」管理サーバのコマンドラインから「datalink」を実行。
※一時テーブル（キューテーブル及びクローンテーブル）を使用しており、インポートされたデータを全件更新。

■fastlinkの実行
CSVを管理画面からアップロードし、「INSUITE」管理サーバのコマンドラインから「fastlink」を実行。
※一時テーブル（キューテーブル及びクローンテーブル）を使用せず、CSVファイルで全件分のデータを渡しても自動的に差分のみが抽出され、処理件数が大幅に低減。

■cmdコマンドの実行
CSVを管理画面からアップロードし、「INSUITE」管理サーバのコマンドラインから「cmdコマンド」を実行。

※GUIによるバッチ実行とdatalink、fastlinkに関しては、インポート処理中はユーザ・グループ編集ロックがかかり、実行終了までユーザ・グループの更新を行うことはできませんが、cmdコマンドにて実施の場合には、ユーザ・グループ編集ロックを手動で実施する必要があります。

CSVの種類と制約

CSVには、6つの種類があります。

種類 ファイル名 記載情報
ユーザ情報CSVファイル menber.csv 氏名やメールアドレス、ID
グループ情報CSVファイル group.csv グループタイプや、組織名、ID
所属情報CSVファイル group_member.csv ユーザの所属情報
組織階層情報CSVファイル group_path.csv 組織の階層情報
言語別ユーザ情報CSVファイル member_lang.csv ユーザID、設定されている言語情報
言語別グループ情報CSVファイル group_lang.csv グループID、設定されている言語情報

【CSVの制約について】

  • 1行目はカラム名を入れる行とします。
  • ファイル名称は固定です。
  • CSVデータの文字コードはShift-JIS / UTF-8 です。
  • 各CSVファイルには必須項目があり、値がない場合にはエラーが発生します。
  • Multi LangオプションがOFFの場合には表示名や必須項目が異なります。
    以下については、Multi LangオプションがONの場合となります。
  • Multi LangオプションがOFFの場合に、member_lang.csvとgroup_lang.csvは生成されません。
  • ユーザ・グループの物理削除は不可(ログイン不能ユーザ、廃止グループに変更)
  • パスワードのエクスポートはできません。暗号化された値が表示されます。
  • 階層情報、所属情報の更新方法は判別不可。
    「INSUITE」管理画面から更新されたのか、CSVインポート機能を使用して更新されたかは判別することがきません。(ユーザ・グループの登録は判別可能)
  • 下記は更新の対象外です。
    ユーザのパスワード更新日時、秘書情報。業務情報、個人情報
    グループの詳細情報
  • CSVによって更新内容が異なります。
    ※下記CSVは差分更新
    member.csv / group.csv / group_path.csv / member_lang.csv / group_lang.csv
    ※下記CSVは全件更新(削除対象は設定ファイルで設定)
    group_member.csv

■ユーザ情報 CSVファイル(member.csv) ※必須項目のみ抜粋。

カラム名 Type 説明
user_id CHAR(32) ユーザログインID。
IDに使用できる文字は、半角英数字ではじまり半角英数字・半角記号で32文字までの文字列です。
記号は「-」ハイフン、「_」アンダーバー、「.」ピリオドが使用できます。
key CHAR(32) 外部システム識別キー。
keyに使用できる文字は半角英数字・半角記号で32文字までの文字列です。
※マルチバイト文字は不可
※sys,insuite,isewinは予約語のため使用できません
id CHAR(32) 外部システムでのユニーク値
※マルチバイト文字は不可
name CHAR(100) 表示名(言語別)
※データが無い場合自動補完されます
last_name VARCHAR(40) 姓(言語別)
last_kana CHAR(40) 姓(ふりがな)
type NUMBER(1) ユーザ種別
1：一般ユーザ
3：ファイル共有ユーザ
4：ログイン不能ユーザ
sort_level NUMBER(3) ソートレベル(整数3桁)
email CHAR(100) メールアドレス

 

 ■グループ情報 CSVファイル(group.csv) ※必須項目のみ抜粋。

カラム名 Type 説明
key CHAR(32) システム識別キー
※マルチバイト文字は不可
※sys,insuite,isewinは予約語のため使用できません
id CHAR(32) ユニーク値
※マルチバイト文字は不可
name CHAR(100) グループ名
kana CHAR(100) グループ名(かな)
type NUMBER(1) グループタイプ
1：組織
2：プロジェクト
3：役職グループ
sort_level NUMBER(3) ソートレベル(整数3桁)

■所属情報 CSVファイル(group_member.csv) ※必須項目のみ抜粋。

カラム名 Type 説明
g_key CHAR(32) システム識別キー(グループ)
※マルチバイト文字は不可
g_id CHAR(32) ユニーク値(グループ)
※マルチバイト文字は不可
u_key CHAR(32) システム識別キー(ユーザ)
※マルチバイト文字は不可
u_id CHAR(32) ユニーク値(ユーザ)
※マルチバイト文字は不可
attr CHAR(32) 所属属性
1：プライマリメンバー
2：セカンダリメンバー
3：プライマリオーナー
4：セカンダリオーナー
5：グループ指定メンバー
6：グループ指定セカンダリオーナー

※所属変更のあるユーザの場合は、そのユーザ全ての所属情報をCSVに含める必要があります。

■組織階層情報CSVファイル(group_path.csv) ※必須項目のみ抜粋。

カラム名 Type 説明
key CHAR(32) グループシステム識別キー
id CHAR(32) グループユニーク値
p_key CHAR(32) 親グループ外部システム識別キー
p_id CHAR(32) 親グループ外部ユニーク値

■言語別ユーザ情報CSVファイル(member_lang.csv) ※必須項目のみ抜粋。

カラム名 Type 説明
key CHAR(32) ユーザログインID
id CHAR(32) 外部システムでのユニーク値
※マルチバイト文字は不可
lang VARCHAR(20) 多言語

■言語別グループ情報 CSVファイル(group_lang.csv) ※必須項目のみ抜粋。

カラム名 Type 説明
key CHAR(32) システム識別キー
※マルチバイト文字は不可
※sys.insuite.isewinは予約語のため使用できません
id CHAR(32) ユニーク値
※マルチバイト文字は不可
lang VARCHAR(100) 多言語

■システム利用識別子

名称 KEY ID
組織TOP sys 2000000
管理権限ユーザ・グループ sys 2000001

組織改編・世代管理機能ガイド

組織改編・世代管理機能

CSVユーザ・グループデータインポート機能

【参考】datalinkで所属情報をまとめて削除！

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