OSがRed Hat Enterprise Linux7(以下、RHEL7)以前の環境でINSUITEを利用しています。Red Hat Enterprise Linux8(以下、RHEL8)環境へ移行したいのですが、移行方法を教えてください。
OSがRHEL6、7環境でご利用中のINSUITEを、RHEL8環境へ移行する場合、下記のステップに沿って、バージョンアップ・データ移行を行う必要があります。
データを移行するタイミングは、現行環境と新環境のINSUITEのバージョンが一致するタイミングで行ってください。
ご利用中の環境がINSUITE Ver.3.5.2未満の場合
例)INSUITE Ver.3.4.0でご利用中の環境をRHEL8(新環境)へ移行するとします。
- ご利用中の環境をVer.3.5.2までバージョンアップします。
- 新環境にて、RHEL対応版インストーラーVer3.5.2をインストールします。
- ご利用中の環境から新環境へ、データを移行(DBデータ、NFSデータ)します。
- 新環境をRHEL8サポートのVer4.11.6までバージョンアップします。
現行環境がVer.3.5.2 より新しい場合
RHEL6はINSUITE Ver.4.11.0まで、RHEL8はINSUITE Ver.4.11.6からのサポートとなるため、現行環境のOSがRHEL6かRHEL7かで対応が異なります。
例)RHEL6・INSUITE Ver.4.0.0でご利用中の環境をRHEL8(新環境)へ移行するとします。
- 中間環境としてRHEL7のサーバを構築し、RHEL対応版インストーラーVer3.5.2をインストールします。
- 中間環境を現行環境と同じVer.4.0.0までバージョンアップします。
- 現行環境から中間環境へデータ移行(DBデータ、NFSデータ)します。
- 中間環境をVer.4.11.6までバージョンアップします。
- 新環境としてRHEL8のサーバを構築し、RHEL対応版インストーラーVer3.5.2をインストールします。
- 新環境をVer.4.11.6までバージョンアップします。
- 中間環境から新環境へデータ移行(DBデータ、NFSデータ)します。
例)RHEL7・INSUITE Ver.4.0.0でご利用中の環境をRHEL8(新環境)へ移行するとします。
- ご利用中の環境をRHEL8サポートのVer.4.11.6までバージョンアップします。
- 新環境にて、RHEL対応版インストーラー3.5.2をインストールします。
- 新環境をRHEL8サポートのVer.4.11.6までバージョンアップします。
- ご利用中の環境から新環境へ、データ移行(DBデータ、NFSデータ)します。
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