INSUITE(R)のバージョンごとでサポートするサーバOS、DB、Apacheのバージョンが異なります。そのため、現行バージョンからターゲットバージョンへアップグレードするためには、サーバOS、Apacheのアップグレードが必要な場合があります。
INSUITE(R)を利用しながら環境をアップグレードすることはできないため、サーバのリプレイスが必要になります。
確認ポイント
INSUITE(R)バージョン | 移行元と移行先のINSUITE(R)のバージョンは同一にする。 |
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OSバージョン | INSUITE(R)のバージョンによって、サポートするOSが違うため、移行元と移行先でのINSUITE(R)の構築できるバージョンに環境制限で揃えることができない場合は中間環境が必要となる。※事例参照 |
Apacheのバージョン | Apache1.3からApache2.2へのアップグレードの際は、Perlのバージョン変更でデータ形式の変更があるため、バイナリデータ変換が必要となる。 |
32bit版と64bit版 | INSUITE(R)の構築できるバージョンに環境制限で揃えることができない場合は中間環境が必要となる。※事例参照 |
利用する検索エンジン | Apache2ではLuxorのみ。 |
Oracleのバージョン | 現行環境と新環境でOracleのバージョンが異なる場合、別途コンバート等の作業が必要となる。 |
アドオンの有無 | アドオンの有無によって対象移行データが異なる。 |
標準的な作業手順
- 新環境を構築する。
- 新環境にINSUITE(R)をインストールする。
- 現行環境・新環境のINSUITE(R)をアップグレードし、INSUITE(R)のバージョンを揃える。
- 現行のINSUITE(R)サーバを停止する。
- データ移行を実施する。
・ファイルサーバ
・データベースサーバ
・セットアップの再実行 - 新環境の動作確認を行う。
データ移行
データ移行の詳細は「INSUITE Apache2導入ガイドEdition2」の該当箇所をご確認ください。
※PerlのバージョンがPerl5.8.8へ変わる場合、INSUITE(R)で利用するデータ(PerlのStorableデータで保存されたデータ)が、Perlのバージョンにより異なるためバイナリデータ変換が必要となります。
詳細参照▶︎INSUITE Apache2導入ガイドEdition2
https://insuite.support-dreamarts.com/hc/ja/articles/228908387
データ移行作業の流れ
1.実施計画の立案 | |
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2.作業の実施 | ・移行情報の取得 |
・現行環境のバックアップ | |
・バイナリデータのエクスポート | |
・NFSデータ、DBデータの移行 | |
・新環境でのINSUITE(R)再セットアップ | |
・バイナリデータのインポート |
※「中間環境」の記載については中間環境の移行が必要な移行の場合のみの作業です。
※新(中間)環境でのINSUITE(R)の再セットアップを行わないと、旧DBのデータを更新してしまうためご注意ください。
※Apache1→Apache2へのコンバートツールは、3.5.2インストーラに同封されているツールを使用してください。
詳細参照▶︎INSUITE Apache2導入ガイドEdition2
https://insuite.support-dreamarts.com/hc/ja/articles/228908387
現行環境→新環境移行イメージ
現行環境→中間環境→新環境移行イメージ
サーバリプレイスを伴ったINSUITE(R)アップグレードガイドの記事
- INSUITE(R)アップグレード
- サーバリプレイス
- Luxorの導入
- Apache2の導入
- 事例
- 付録:事例用サポート環境
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