導入前にご確認ください
非SSLのINSUITE環境においては、iOS12の端末でSmartSyncがご利用いただけません。
詳細につきましては、以下のお知らせをご確認ください。
INSUITE(R)とのCalDAV連携を有効にしよう!
本手順はINSUITE(R)がインストールされたすべてのサーバにおいて、いずれも root 権限で以下の手順を実行してください。
※INSUITE V3.5.3以前のバージョンでは、別途追加の手順が必要となる場合がございます。詳細は、SmartSync_機能説明書の「6.1 データ同期」をご参照ください。
- /home/DreamArts/data/custom/ に移動
# cd /home/DreamArts/data/custom/
- /home/DreamArts/data/custom/配下にあるsmart_sync.dat設定ファイル内のcaldav設定値を「on」に変更する
# caldav=on
- setup.shまたはmake_httpd_conf.shを実行
- setup.shの場合
○setup.shの実行
# cd /home/DreamArts/data/install/
# ./setup.sh [サーバのIPアドレス]
- make_httpd_conf.shの場合
※make_httpd_conf.sh実行後、カレントディレクトに生成されるhttpd.confを
/etc/httpd/conf/配下に移動する必要があります。ファイルを移動させる際、置き換える前のhttpd.confのバックアップを取ることを推奨します。○置換前のhttpd.confのバックアップ
# cd /etc/httpd/conf/
# mv httpd.conf /バックアップ用ディレクトリ
○make_httpd_conf.shの実行
# cd /home/DreamArts/setup/config_tool/
# ./make_httpd_conf.sh
○生成されたhttpd.confの移動
# mv httpd.conf /etc/httpd/conf/
- setup.shの場合
- Apacheの再起動
※CalDAV連携を有効にするための手順は以上になりますが、その他のパラメータに関しては、「INSUITE(R)_3_5_1_リリースノート_Edition3.pdf」のP129〜P130を参照ください。
iPhone / iPad側の設定をしよう!
- カレンダーアカウントの設定
「メール/連絡先/カレンダー」‐「アカウントを追加」‐「その他」‐「CalDAVアカウントを追加」画面からINSUITE(R)のアカウントを追加します。
- CalDAVアカウントの設定
- CalDAVアカウントの追加画面で、以下の情報を設定します。
サーバ INSUITE(R)に外部ネットワークから接続するためのURLを入力します。
(例:https://INSUITE.dreamarts.co.jp)ユーザ名 INSUITE(R)にログインするユーザIDを入力します。 パスワード INSUITE(R)にログインするパスワードを入力します。
- 「次へ」ボタンをタップすると、INSUITE(R)サーバでユーザ認証が行われます。
認証が成功すると、INSUITE(R)のカレンダーアカウントがiPhone/iPadに登録されます。
- CalDAVアカウントの追加画面で、以下の情報を設定します。
- 自動連携の間隔設定
自動連携の間隔を設定します。
「設定」‐「メール/連絡先/カレンダー」‐「データの取得方法」の「フェッチ」項目で変更することができます。 - カレンダーの同期範囲の設定
過去のスケジュールの同期範囲を設定します。
「設定」‐「メール/連絡先/カレンダー」‐「カレンダー:同期」項目で変更することができます。 - INSUITE(R)の「SmartSync設定」画面の設定で、「過去データの連携期間」が「クライアント設定」に指定されている場合のみ、この設定が有効になります。
- デフォルトカレンダーの設定
CalDAVで追加したアカウントが複数ある場合は、デフォルトカレンダーを設定します。
iPhone/iPadから新規登録したスケジュールをINSUITE(R)に反映させるためには、デフォルトカレンダーをINSUITE(R)連携アカウントに設定するか、または、イベント追加時にINSUITE(R)連携カレンダーを指定する必要があります。デフォルトで表示/登録されるカレンダーは、「設定」‐「メール/連絡先/カレンダー」‐「カレンダー:デフォルトカレンダー」で変更することができます。
デフォルトカレンダーの指定 / イベント追加時の指定
これでSmartSync機能は使えるようになります!
以下の設定は必要に応じて設定してください。
INSUITE(R)側の設定画面を確認
INSUITE(R)とのCalDAV連携を有効(caldav=on)にすると、INSUITE(R)の「各種設定」‐「ユーザ情報」に「SmartSync設定」画面が追加されます。
連携対象となるスケジュールの範囲、通知のタイミング、クライアントからスケジュールを登録する場合の初期値などを設定します。
iPhone/iPadでも同様の設定がある項目については、INSUITE(R)の設定が優先されます。
この設定結果は【ユーザ固有設定情報】ファイルに保存されます。利用するパスワードの設定
INSUITE(R)のログインパスワード、SmartSync機能独自のパスワード、およびモバイル用パスワードのうち、どれを利用するかの設定が可能です。
以下設定ファイルの各パラメータの値によって、使われるパスワードが決まります。設定ファイル:/home/DreamArts/data/custom/smart_sync.dat
パラメータ:password、mobile_passwordpasswd mobile_password 有効になるパスワード on - SmartSync 独自のパスワード off off INSUITE の通常のパスワード off on モバイルパスワード
※INSUITEの各種設定でモバイルパスワードが設定済み、かつ、使用するに設定されている場合モバイルパスワードは、「各種設定」‐「モバイル設定」の「パスワード」画面で設定します。
連携したスケジュールを見てみよう!
- INSUITE(R)でスケジュール登録→iPhone/iPadで確認
INSUITE(R)で登録したスケジュールがiPhone/iPad側へ連携されると、以下のようにiPhone側で確認できます。
INSUITE(R)で登録/編集した情報がiPhone/iPad側へ連携されるのは、「自分が対象ユーザ、もしくは対象グループに所属する」スケジュールです。 -
iPhone/iPadでスケジュール登録→INSUITE(R)で確認
iPhone/iPadで登録したスケジュールがINSUITE(R)へ連携されると、以下のようにINSUITE(R)側で確認できます。
同期するタイミングと条件は?
INSUITE(R)⇔iPhone/iPadの同期が実施されるタイミングは、iPhone/iPadの仕様に依存し、INSUITE(R)では制御していませんが、以下のタイミングで同期されることを確認しています。
- カレンダアプリの起動時
- カレンダアプリへのスケジュール登録、更新時
- 「データ取得方法」にて設定されている取得頻度
また、2度目以降の同期では、前回の同期から更新のあったスケジュールのみが対象です。
iPhone/iPadに同期されるスケジュールの条件は以下になります。
- 連携期間内のスケジュールであること
※連携期間外のスケジュールをiPhone/iPadからINSUITE(R)へ登録することは可能ですが、iPhone/iPadのカレンダーで表示させることはできません。繰り返し登録されたスケジュールも同様です。
- 自分が対象ユーザである、または対象グループに所属しているスケジュールです。
※組織の所属は下位組織も含みます。
その他の詳細や注意事項について
その他の詳細や注意事項については以下の「SmartSync利用ガイド」をご参照ください。
SmartSyncスターティングガイドの記事
- SmartSyncとは
- SmartSyncの検証済み環境
- SmartSyncの導入と設定
- INSUITE(R)でスケジュール登録→iPhone/iPadで確認