※Luxor Ver.2.0系をご利用される場合は、Luxor Ver.2.0.3をインストールしてください。
リリース内容
製品名
- Luxor Ver.2.0.0
変更点・改修点
Luxor Ver.2.0.0では、1件の不具合修正と、6件の機能改善を行っています。
詳細につきましては、リリースノートをご覧ください。
機能改善の中から、目玉となる機能改善3件をご紹介します。
検索精度向上のため新しいスキーマ(形態素解析)を追加
概要
日本語検索精度を向上させるため、形態素解析型トークナイザJapaneseTokenizerを使用するスキーマを追加しました。
詳細
Luxor Ver.2.0.0では、下記二つのスキーマを用意しています。デフォルトは検索ノイズの少ない形態素解析型トークナイザJPTとなります。
- DAT : DATokenizerFactoryトークナイザを使うスキーマ
- JPT : JapaneseTokenizerFactoryトークナイザを使うスキーマ
JPTでは、可能性の高い結果のみが表示され、適合率が高い特徴を持ちます。エンドユーザが日本語を使用する場合、ぜひJPTを利用してください。
分割例
- 文書例
協創・協働・協育がドリーム・アーツ提唱している働き方です。
- DATスキーマによるインデックス作成過程
- JPTスキーマによるインデックス作成過程
インデックス移行ツールを追加
概要
インデックス再作成を高速に処理できるインデックス移行ツールを開発しました。
詳細
製品(INSUITE、Sm@rtDB)のインデックス再作成コマンドと比べ、より早くインデックスを生成してくれるツールです。
製品(INSUITE、Sm@rtDB)のインデックス再作成コマンドは、DBに保存しているデータからインデックス作成用の情報を取得・加工を通じて単一スレッド処理で新インデックスを作成するのに対し、Luxor Ver.2.0.0のインデックス移行ツールは、既存のインデックスをもとに複数スレッドの並行処理を通じて新インデックスを作成し、処理時間が大幅に節約できる移行ツールとなります。
比較例
データ元 | 処理方式 | 情報加工有無 | 処理速度目安 | |
---|---|---|---|---|
製品のINDEX再作成コマンド | 製品DBテーブル | 単一スレッド処理 | ◯ | Sm@rtDB文書:7.5件/s |
LuxorのINDEX移行ツール | 既存のINDEX | 複数スレッド並行処理 | × | Sm@rtDB文書:62件/s |
Luxorサーバの複数台構成に対応
概要
Luxor Ver.2.0.0では、Solrの設定ファイルや分散クラスタ情報を管理するZooKeeperサービスに基づき、分散検索やレプリケーションといった分散環境の仕組み(SolrCloud)に対応しました。
※Luxor Ver.1.3.4に用意しているホットスタンバイ冗長構成(フェールオーバー)機能は、Luxor Ver.2.0.0バージョンから利用不可となります。
詳細
SolrCloudのメリットは下記の通りです。
- Solrの設定ファイルの中央集中管理が実現できる。
- マスタノードにあたるリーダーノードの自動選出仕組みで、自動フェールオーバーが実現できる。
- レプリカを増やすことで同時に処理可能な検索リクエストを増やすことができる。耐障害性の向上が期待できる。
- シャードを増やすことでインデクシングのスループット、データ量の増大に対応し、検索において応答速度の改善が期待できる。
分散検索の仕組み
Solr管理画面
Solr管理画面からの確認も便利です。